「飛龍伝」見てきました。以下ねたばれ込みの感想です。
学生運動の頃の話。
つか版は知らないので、
どこまでが中屋敷さんの演出なのかわからないし
ん?って思ったことも多々あったんだけど
(というか主人公・神林美智子の心理に追いつけない!)
役者さんたちの熱さにやられてしまった。
間宮くん演じる桂木さんは学生運動「全共闘」の幹部。
彼のクズっぷりがほんとに愛おしいです。
同志を見捨てて何度も逃げ出したり、
自分のことしか考えてなかったりするんだけど
カリスマ然としていた男が崩れていく様とか
弱さを露呈させる瞬間が良いなあ。

彼の表情が本当に好きだ。

何度も良いタイミングで笑わせてくれるんだけど
一番笑ったのは嵐が丘ネタでした。
物語の山場で、全共闘の伊豆沼が美智子に
山崎の元から早く戻るように説得するシーンは
本当に泣いてしまった。

伊豆沼が顔をくしゃくしゃにして
妻の明子のことを話しているのを見てたら
意識不明の明子の横で、
美智子へのラブレター書いてた人と
同じ人とは思えないよ。

あとラストシーンで桂木が座席側から出てきたんだけど、
照明に照らされて闇の中に浮かび上がった彼の上腕二頭筋を
私は忘れないと思います。
同じくらいの世代の役者さんたちで
内容も同じ世代の人たちの話で
どうしたらいいんだろうって
終わってからはしばらく呆然としてました。
そして、今も迷っている。
あんなに熱くまっすぐ生きられたらなあ。

